FC2ブログ

ネットの怖い話・都市伝説まとめ局

怖い話と都市伝説を感想付きでまとめています
「バロック」好きだったので気になります。

【ゆっくり解説】10万円以上する幻の奇ゲー 「ガラージュ」




ある年の秋。

友人がハマッたのに感化され、中型二輪免許を取った。
そして俺は発売されたばかりのヤマハ・セロー225というオフロードバイクを買った。
元々山好きな俺は「ヒマラヤカモシカ」という名を持ち、
どこまでも山の中に入り込んでいけそうなこのバイクを一目で気に入ってしまった。
仕事場に乗っていくと親方が、
「なかなかハイカラなバイクだな。だがホンダじゃないのが気にいらねぇ」
と感想を漏らしていた。

それからは荷物を持って行く時以外は、現場に行くにもセローで行くようになった。
仕事柄、現場は山麓に有る事も多いので、未舗装路でも気にせず走れるセローは非常に重宝した。
また、山奥のお社に上るには長い階段を上らなければならない事も多いが、
セローならちょっとした獣道でも入っていけるので、階段を避けてお社まで行く事も出来る事も多く、
何時しか無くてはならない仕事の相棒となっていた。

ある土曜日、現場を早めに切り上げてお社から更に奥に入り込んでいく獣道を登ってみた。
沢沿いに高度を上げていくと、少し開けた川原に出、其処に結構大きな滝が有った。
滝つぼは深く、清冽な水の中に岩魚の姿も見る事か出来た。
滝を良く見ると、裏側に空間があるのに気付いた。そして、滝の裏に入っていけそうな足場がある。
俺は興味を引かれ、滝の裏に入って行った。

驚いた事に、滝の裏にはかなり深い洞窟が有る。
しかも、入り口から5mほど入った所に、洞窟の高さに合わせたような朱塗りの鳥居があった。
「こんな所にお社が…?」
不思議に思った俺は、キーホルダーに付いているミニライトを点けて奥へと進んだ。
入り口から相当入り込んだ所に、湧き水が染み出して出来た池のような水溜りが有り、
まるで横溝正史の怪奇小説のような雰囲気にビビリ始めたころ、洞窟の行き止まりが見えた。
光が殆ど届かないので薄暗いペンライトだけが頼りだが、確かに小さなお社が有る。
そして、そのお社の前に誰かが座っているのが見えた。

[滝の裏]の続きを読む