FC2ブログ

ネットの怖い話・都市伝説まとめ局

怖い話と都市伝説を感想付きでまとめています
高速道路を走行中、着物の女が車内に入ってきて…。

稲川淳二 あやつり人形の怪






狐といえば、どの本でだったかどうしても思い出せないんだけど、ずっと前にこんなのを読んだおぼえがある。


戦後しばらくたった頃、地方のある農村での話。
村で一番の旧家の跡取り息子が失踪する。
山狩りをしても池を浚っても見つからない。
金か女のトラブルかと思い、人を雇って調べさせたがまったく手掛かりがない。

ひと月もたった頃、夜中に屋敷の床下から声がする。
家の者が庭に出て見ると、失踪した息子が縁の下から転がり出てきた。
錯乱した状態で「女房が、子供が」と叫びながら床下を指さす。
懐中電灯を当ててみると狐の親子が。
親狐は牙を剥いてこちらを威嚇すると、子狐たちをつれて逃げ去った。

地方都市の精神病院に入れられた息子が語った話。
その日の夕方、彼は庭先で若い女が泣いているのに気づく。
どうして泣いているのかと尋ねると、家に蛇がいて怖くて帰れないのだという。
それならば自分が助けてやろうと、男は女について行き山の中に入る。
見たこともない道を案内され、小さな小屋にたどり着く。
柱に巻きついていた蛇を石に叩きつけて殺すと、女がお礼に料理と酒を振舞いたいと言う。
酔っ払った男に泊まっていけと勧める。


[失踪した息子]の続きを読む