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ネットの怖い話・都市伝説まとめ局

怖い話と都市伝説を感想付きでまとめています
2019/11 | 123456789101112131415161718192021222324252627282930
学生の頃、都内の某ビジネスホテルで警備のアルバイトをしていた。
従業員が仮眠をとる深夜十二時から朝の五時まで、簡単なフロント業務と見回り。
門限過ぎに戻ってくる泊り客に、通用口を開ける仕事などなど。

ある日、台風接近で激しい豪雨になった。
こんな夜は宿泊客も外出を控えるもので、業務を引き継ぐ際に、朝までゆっくりしてられそうな気がした。
僕はカウンター前のソファーに体を沈め、うつらうつらしながら、巡回時間まで休んでいた。
飛び込みの客もないだろうし、外出中の客もいなかった。

激しい雨音に耳がなれた頃、はっとして目がさめた。
少し眠ってしまったらしい。
表玄関の方を見ると、………、おやっ、人がいる。
というか、人が座りこんでいるらしい。
ちょっとただならぬ感じがして、僕は玄関のカギを取りにフロントに戻った。
いつもならその横にある通用口に案内するのだが、時々正体を無くすほどの酔客もいるのだ。
カギを持って振り返ると、玄関に人影はなかった。
歩いてそこまで行き、カギを開けて辺りを伺うが、誰も居ない。
自動扉のシリンダー錠をかけて、ゆっくりと扉を閉め、戻ろうとすると、


[都内の某ビジネスホテルで警備のアルバイト]の続きを読む
旅行先で急に予定が変更になり、日本海沿いのとある歴史の古い町に一泊することになった、そのときの話。

日が暮れてから最初に目に入った旅館に入ったんだけど、シーズンオフのせいかすんなり部屋が取れた。
表から見たときには気がつかなかったけど、なんか格式のありそうな旅館で、
長い廊下を案内されてたどり着いたのは、古くて立派そうな部屋だった。柱なんか黒光りしていて。
とはいえ、よく心霊話にあるように嫌な気配を感じたとか、寒気がしたとかいうことはなかった。
(というか、そもそも霊感みたいなものはないんだけど)
畳や調度品も新しく、清潔で快適な部屋だった。従業員も愛想が良い。

飯を食って露天風呂につかって、さあ、あとは酒を飲んで寝るだけ、と部屋でくつろいでいると、
窓の外から何やらにぎやかな音がする。

カーテンの隙間からのぞいてみると、
植え込みの向こうに大きな離れのようになった建物があって、そこの座敷で宴会をしているらしい。
騒がしくされたらかなわないなと思っていると、三味線の音が耳に入った。
芸者さんらしいのが二人ばかり、ゆったりと優雅に舞っている様子が障子越しに見て取れる。
ほう、いまどき、と思ってよく耳を傾けてみると、
手拍子ひとつ、笑い声ひとつ取っても、なんともいえない品がある。
セクハラおやじどもがカラオケをがなりたてる、ウチの会社の宴会とは大違いだ。
今でもこういう遊び方をする人がいるんだな、と陽気さのおこぼれにあずかった気分で酒を飲み、
酔いの回った体をぬくぬくと丸めて、
夜が更けてますます盛り上がる宴の賑わいを遠くに聞きながら眠りに落ちたのだったが、
翌朝窓の外を見ると、植え込みの向こうには有刺鉄線を張られた雑草のはびこる空き地が寒々とひろがるばかりで、
座敷と見間違えそうな建物の影もなかった。


<感想>

過去の旅館の風景とリンクしてしまったのかな?









先日、とあるこじんまりとした旅館に泊まった。
少し不便なところにあるので訪れる人も少なく、静かなのが気に入った。
スタッフは気が利くし、庭も綺麗、部屋も清潔。文句なしの優良旅館だ。

山の中にあるため夜遊びする場所もなく、日付が変わるころには旅館の中は静まり返っていた。
早めに床に就いた俺は、夜中の2時過ぎ頃かな、なぜか目が覚めてしまったんだ。
その後寝付けないので、静まり返った館内を探検してみようか、なんて思いついた。

部屋のドアを開けると、廊下は電気が消えていて真っ暗。
非常口を示す緑の明かりだけが、寒々しく廊下を照らしている。
旅館にしては不自然だが、「省エネかな?大変だな」などと馬鹿なことを考えながら、俺は肝試し気分で探検をしていた。

突然目の前で人が動いた気がして、俺は目を凝らした。
窓から入ってくる月明かりの中、客室のドアの前で何かをしている旅館スタッフのおっさんがぼんやりと見えた。
カチャカチャという小さな金属音が聞こえたので、まさか盗みに入るつもりかと思い、俺は隠れて様子をうかがっていた。
だが彼は、ドアを開けようとしていたのではなかった。ドアに南京錠をかけていたのだ。
俺はまずいものを見た気がして、物陰に身を潜めてじっとしていた。
鍵をかけ終わったのか、おっさんがこちらに歩いてくる。
この先にあるのは俺の部屋だ。彼は俺を閉じ込めるつもりなんだ。体が強張った。
何かわからんが危険だ、絶対に見つかってはいけない、そう思って必死で息を殺していたが、
俺の横を通り過ぎた時、おっさんはあっさり俺を見つけてしまった。

[真夜中の宴会]の続きを読む
バイト先の社員から聞いた話書く。

俺は今ホテルで夜勤のバイトをしているんだけど、
夜12時以降でウォークインで女性の一人客は絶対に断るように言われてる。
ウォークインていうのは、予約なしでふらっとホテルにくることね。
酔っ払いとか明らかに営業に支障の出るお客様は満室って言って追い返すんだけど、
12時回った女性の一人客は普通に見えてもだめらしい。
それをバイトを始めて1カ月くらいたったときに言われて、最初は理由が分からなかったから聞いたんだ。

その人が言うには、
以前別の支店?のホテルで働いていたときに、今話したような女性の一人客が深夜に来たんだって。
時間も時間だし不思議には思ったらしいんだけど、
その日は日曜日で部屋もガラガラだったし、見た目清楚で普通に綺麗な人だったから鍵を渡して部屋に通したんだ。
その日はなんにもなくて、結局その人はチェックアウトぎりぎりの時間に出て行った。
チェックアウトするときも、笑顔であいさつしてくれて普通に感じの良い客って感じだったらしいんだ。
それで、チェックアウトしたら換気やつけっぱの電気を消す目的で部屋を回る作業があるんだ。
そこでその女の部屋に入ったんだけど、なんかおかしかったんだって。
たかが一夜っていっても、普通ゴミだったりタオルが置きっぱだったり、多少なりとも生活の跡が見えるんだけど、
それが全くなかったんだって。
それで、どのホテルにも客室アンケートってのがあるだろ?机の上にあるそれをなんとなく見たんだって。
そしたら最後の自由記入欄に、『本当はここで自殺しようと思ってました。』って書いてあったらしい。
それ以来、うちでは12時以降女性の一人客はお断りらしい。

怖いかどうかは分からないけど、個人的にぞっとした話。


<感想>

男性の一人客はOKなの?










もう何年も前の体験だ。
確か青森県内だった。出張で1泊するために安い宿を探して、適当に決めたホテルがあった。
そこは口コミもまぁひどくはなかったし、何より安かった。
俺のとこは宿泊代が定額で支給されていたから、少しでも安くして出張費を浮かせようとしたわけだ。

仕事を終えて夜になり、そのホテルに向かった。
古そうな4階建てくらいだったか、妙に細長い建物だった気がする。
安宿らしくロビーなんて狭くて乱雑に散らかってる。安っぽい赤い絨毯からは異臭すらした。
呼び鈴で受付を呼ぶと年配の男性が現われた。
チェックインしてエレベータ・・・このエレベータもまた臭う・・・に乗り3階の自分の部屋に入った。
狭い部屋にベッドとデスクと革の剥げた椅子という、ありきたりのビジネスホテルの部屋だ。
狭苦しくドブ臭い浴室でシャワーを浴びて、ベッドに腰掛けようとしてふと気づいた。
ベッドが木製だ。その下部は大きな引き出しになってる。
物入れ用だろう、連泊するわけじゃないから使うこともないと思ったが、何気なく取っ手を引いた。
目に飛び込んできたのが、大きな漢字だった。いや、ツクリは漢字みたいだが、読めない。
それは一文字10cm四方くらいの大きな字で、毛筆で布にびっしり書かれていた。
違和感をもったが、それ以上は気に留めず俺はそのまま引き出しを閉めた。
[異臭のする安ホテル]の続きを読む