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ネットの怖い話・都市伝説まとめ局

怖い話と都市伝説を感想付きでまとめています
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弟の体験。

だいぶ昔のことになる。
そのころ小学校低学年だった弟は、父に連れられて夜釣りに行った。
切り立つような崖の先端近くに父と並んで座り、暗い海面に釣り糸を垂れていた弟は、
だんだん辺りが白く明るくなってきたことに気付いた。
「なんだ、もう朝になったんだ」
夜の海のあまりの暗さに、少々不気味さを感じていた弟はほっとした。
ふと正面を見ると、今まで何もなかった空間に一本の道があることに弟は気付いた。
道は弟の足元から優しい光の中へと真っ直ぐに続いている。
なんだか道が自分を誘っているようだった。
弟は立ち上がって、何歩か前に踏み出した。
すると突然、腕をつかまれてすごい勢いで後ろに引き戻された。同時に父の声。
「何をやっているんだ!」
我に返った弟が辺りを見回してみれば、周囲には夜の闇。眼下には黒い海面が見える。
あの道はもうどこにもなかった。
弟は転落まであと一歩というところだったそうだ。
自分が見たもののことを弟が父に話すと、父は妙に納得したように「そうか」と言ったらしい。

当時の私は、不思議なこともあるものだと思っていたが、
十数年たった今では、ただ単に弟が寝ぼけただけではないのかと思っている。徹夜で夜釣りだし。
弟もいまだにその時の道のことを覚えていて、
「幻覚だったかも知れないけど、本当に歩きたくなるような道だったんだ」と言っている。


<感想>

たとえその先が天国でも、
その若さでは行きたくないですよね。



伯父に聞いた戦争中の話です。

実家は長崎にあるのですが、伯父は原爆が投下された時には少し離れた市の親戚の家にいたので無事でした。
戦争が終わってしばらくして実家に戻ると、家の裏にあった井戸が埋め立てられていたそうです。
なぜ埋めたのかときくと、被爆した人が何人か井戸に落ちたからだとか、もともと水が枯れた井戸だったので、
近所の坊さんを呼んでお経をあげてもらってから埋めちゃったそうです。

毎朝、井戸のあった場所にお水をかけるのが実家の習慣になったんだけど、
十数年経って少し生活に余裕が出てきたので、お正月にお酒をかけてあげたんです。

夜になってトイレに行こうと外に出た伯父が(トイレは外にある)井戸のあった場所の方を見ると、
そこに赤ん坊を抱いた女性が立っていました。
ちょっと離れた位置にいたんですが、
その女性が「お酒ではなくてお水をください…」と言ったのがはっきり聞こえたとか。
伯父が慌てて水を汲んで戻ってくると、すでにその女性はいなかったそうです。


<感想>

好みは色々なので、水が一番無難なのかも知れません。











むかし読んだ本に紹介されていた話です。

時代は20世紀の初頭、
場所はアメリカの東海岸北部のある町(ニューヨーク州とかメイン州のあたり?)で起こった出来事だそうです。(うろ覚え)
以下、直接話法で。

その町の海岸には険しい崖が多く、漁船の事故が頻発していた。
そこで、町の人々は州知事に請願を出し、海岸沖にある小島に灯台を建てて貰う。
2人の男が灯台守として派遣され、3日に一回のペースで交代しながら灯台を管理することになった。

交代の日が来ると、一方の灯台守が灯台のある小島までボートを漕いで行き、
もう一方がそのボートを漕いで本土に戻るわけである。
小島には非常時のための予備のボート、一か月分の食料などが用意されていた。


お蔭で海難事故もめっきりと減り、地元の人々も一安心していたある日のこと、
この地方特有の大嵐が前触れもなく町を襲った。
嵐は一週間にわたって猛威を振るい、農作物を中心に多大の被害をもたらした。
当然、灯台守の交代など不可能であった。
大嵐の中、ただでさえ崖やら暗礁やらでいっぱいの海をボートで渡れるはずもない。


ようやく天候が回復し、灯台守Aは大急ぎでボートを漕いで小島に渡った。
はやく相棒の灯台守Bを休ませてやりたい・・・。
ところが、小島に着いても相棒の姿はどこにもない。
それどころか、灯台の荒れようが尋常ではない。


嵐の被害ではない。
雨風が吹き込まないはずの屋内の荒れようが酷い。
机や椅子などの燃えるものは全て無くなり、それどころか床板まで剥がされている。
地下室の非常食は全て食い尽くされており、非常用ボートも消えていた。
一体なにが・・・?とそのとき、暖炉の上に置かれた業務日誌が灯台守Aの目に飛び込んできた。
そこには、びっしりと全ページにわたって相棒Bの手記が記されていた。


○月△日
今日も嵐。いつになったら静まるのか。
・・・・・・
□月*日
すでに2ヶ月以上も嵐が続いている。
食料が尽きて久しい。
この風雨では海に出て魚を捕まえることも適わない。
・・・・・・
□月☆日
体力の限界を感じる。
なぜ救助が来ないのか?
ひょっとして俺を残して全世界が消え去ったのか?
・・・・・・
▽月◎日
嵐がようやく和らいだ。
外に出ても一面の霧で様子がわからない。
が、今を逃すと一生脱出できないかもしれない。
いちかばちか、この島を出ることにする。


最後の方はインクが切れたのか、血らしきもので記されていた。
当然ながらそれ以後、Bの姿を見たものは誰もいない。
死体もボートの残骸も、何も見つかっていない。


<感想>

嵐の恐怖で正気をなくした?

あるいは異世界に行ってしまったのか?









女房の祖父が昔、貨物船の船乗りで、おもしろい話をいくつか聞いています。
そのひとつ、『肉』というやつを‥‥

その名の通り、肉の塊らしいんですけれども、直径3~5メートルぐらいで、
表面に毛がびっしりと生えていることもあれば、象かカバのような皮膚のようなこともある。
顔も何も無く、ただの円形の肉布団のようなこともあれば、
顔のようなものがついていて、1メートル近い長い鼻がついていることもある。
ただ波間に漂っていることもあれば、明らかに意思を持って泳いでいたりする。

祖父はパナマやキューバの方で、10回ぐらい見たことがあるそうです。


もうひとつ、『ブヨブヨ』というのも聞きました。
これは半透明のブヨブヨした感じの物体で、空に浮かんでいるそうです。
大きさはコンビニ袋ぐらいのものから、直径2メートルぐらいまで色々。
夜だと、ほんのりと光っていることもあるそうで。

これまた、何をするわけでもないんだそうですが、
祖父は一度つかまえようとして触れてみましたが、
プヨプヨとした触感だけで、ツルンと逃げられてしまったそうです。


<感想>

それらの海洋物体からすれば、
人間の方が化け物なのかも知れません。










その昔、藤原信通という人が、常陸守として任国にいたときのことである。
任期の終わる年の四月ごろ、おそろしく風が吹いた嵐の夜、某郡の東西浜というところに死人が打ち寄せられた。

死人の身長およそ十五メートル。
半ば砂に埋まって横たわっていたが、
騎乗して近寄った人の持つ弓の先端だけが、死体の向こう側にいる人からかろうじて見えた。
このことからも、その巨大さがわかる。
死体の首から上は千切れてなくなっていた。また、右手と左足もなかった。
鮫などが喰い切ったのであろうか。五体満足な姿だったら、もっとすごかっただろう。
俯せに砂に埋まっているので、男か女かわからない。しかし、身なりや肌つきから女だろうと思われた。
土地の人々はこれを見て、驚き呆れて騒ぐことかぎりなかった。

陸奥の国の海道というところでも、同じようなことがあった。
国司は、巨人が打ち寄せられたと聞いて、部下に見に行かせたという。

やはり死体は砂に埋もれていて、男女いずれとも判別できなかった。
女のようだなと思いながら見ていると、教養のある僧なんかは、
「この世にこんな巨人が住むところがあるなどとは、仏の教えにない。
 だから思うに、これは阿修羅女などではあるまいか。
 身なりがたいそう清浄な感じだし、もしかしてそうではないか」
などと、もっともらしく推理するのだった。


<感想>

死体処理はどうしたのかな?

埋めるのも焼くのも大変そう。