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ネットの怖い話・都市伝説まとめ局

怖い話と都市伝説を感想付きでまとめています
2019/02 | 12345678910111213141516171819202122232425262728
友人N子が、ある日突然すごいイメチェンをして登校してきた。
喪女仲間のN子は、それまで化粧やおしゃれに興味がなく、
常にスッピンで髪も染めず腰あたりまで伸ばし放題で、服も黒系統の地味な服を着てくることが多かった。
そんなN子が突然化粧ばっちりして来て、服やアクセサリーも派手な感じで、
髪もばっさり切って明るいショートにして、おまけにパーマもあててくるという大変身を遂げ、
周囲の友人はみんな驚いていた。
私も、つけまつ毛バシバシで胸ぐりが開いたキャミ&ショーパンといった、おしゃれというよりはケバくなったN子を見て、
はじめはN子だと分からずドン引いた。
当然、私を含めた友人みんなが、どうしていきなりおしゃれ?に目覚めたのかN子に聞いたが、
N子はいつもお茶を濁していた。
元々N子はおとなしい性格で、友人たちも似たような性格の子が多かったため、
次第にN子は周囲から敬遠されて孤立していったが、それでもケバファッションをやめなかった。
その後しばらくしてN子が学校に来なくなり、
「悪い恋人ができて駆け落ちした」「お水なバイトをはじめた」「借金ができて夜逃げした」
などという嫌な噂が広まったが、N子が退学してからはその噂もすぐに消えた。

それから数年後、とある縁があって私はN子と再会し、一緒に私の家で飲むことになった。
相変わらずN子はケバファッションのままで、更に整形もしたようで顔も少し変わっており、
もう過去のN子の面影はほとんどなかったように思う。
私は、どうしてそんなイメチェンをしたのか尋ねてみた。
N子ははじめは誤魔化していたが、
「Rさん(私)には話した方がいいと思うから」と、酒を飲みながらぼつぼつとイメチェンの真相を話してくれた。

ある日の深夜、バイトを終えて自宅に向かっていたN子は、帰路の途中にある小さな山で奇妙な人と遭遇した。
それは白い着物のような服をきた中年の男性で、
片方の手には人形のようなもの、もう片方には金槌を握って山中の歩道をうろついていたそうだ。
白い着物の男はN子に気付くとこちらに向かって走りだしたので、N子は必死に自転車をこいで逃げた。
その時のN子は、あの男はおかしな恰好をした不審者か、
病院かどこからから逃げ出した人だと思っていたらしい(白い着物は病院着っぽくも見えたので)。


N子はしばらく扱ぎ続けていたが、上り坂だったこともあり体力が尽き、
後ろを振り返って男がいないことを確認してから、立ち止まって休憩することにした。
しばらく息をついてから再出発しようとすると、前方数十メートル先に人がいた。
あの男だった。男は舗装された歩道ではなく、獣道を通ってN子を先回りしていたようだった。
N子は必死に来た道を引き返して逃げ、その日はバイト先近くの満喫で一夜を過ごした。

あの男は所謂『丑の刻参り』をやっており、N子はそれを目撃してしまったらしい。
丑の刻参りは、他人に見られると自分に呪いが返ってくるらしく、もし見られた場合は見た者を殺すしかないそうだ。
自分の顔が男に覚えられていることを恐れたN子は、
満喫近辺の美容院が開いてすぐに駆け込み、ヘアースタイルとメイクをしてもらった。
服も手近にあった店で出来るだけ真逆の印象になるものを購入し、鞄も買い換え、自転車は捨てた。
それからというものN子は男が自分を殺しにくることを恐れて、当時の『N子』とは真逆の姿をし続けていると言うのだ。

その話を大真面目にするN子を、酒の入っていた私は笑い飛ばした。
どう見ても被害妄想乙で、心配症にしてもやりすぎだと。
そう言う私の顔を見つめて、N子は申し訳なさそうに言葉をつづけた。
「あの男は今でもあの町に居て、私のことを探している。Rさんは気を付けた方がいい。当時の私と少し似ているから」


<感想>

まさかの真相とオチにびっくりです。










別に怖くはないけど実話です。

二年前、父が他界した。
糖尿病による心筋梗塞だった。
その一週間前に、俺は妻と子供の顔を見せに実家に行ったんだ。
父は足腰が弱っていて半寝たきりの状態だった…そのため子供と出掛けたことがなかった。
いつもあまり長い時間は実家に居なかったので、子供は父が怖かったらしく抱っこすると泣いていた。
しかし、その日は違ったんだ。
泣くどころか笑顔で髭を触り、捕まり立ちをしだしたばかりなのにちゃぶ台に捕まり踊っていた。
父も嬉しかったのだろう。目を真っ赤にして笑っていた。
いつもは何も言わないのに、「来週またこい」と言った。俺は嬉しかった。
妻も初めての言葉に驚きつつも嬉しそうだった。
それが俺には最後の言葉だった。

一週間後の仕事中、姉より携帯に連絡がきた。
父が風呂で気を失っていて、病院に運ばれたとのこと。
姉の泣きながらの電話だった。
俺は覚悟を決め病院に向かった。その途中で妻に父が「タオレタ」と伝えた。
信じたくない気持ちもあり、妻には待機するように言った。
しかし、病院に寝ている父の顔には白い布がしてあった…
言葉にならなかった……
その時妻から電話が来た。
妻『お父さん、大丈夫?〇〇ちゃん(子供)が踊りながらバイバイって喋ったんだけど…』
俺「…………」
妻『それと、そっちに行こうと思ってるけど、家の鍵が無くなった』
俺「…ゆっくりいいよ。俺も間に合わなかった」

その後、妻と子供が病院に着いたのは二時間後だった。三十分あれば着くのに。
どうやらタクシーとトラックが正面衝突して渋滞していたらしい。
後からニュースで知ったが、事故は妻達が家を出ようとしていた時間帯のタクシーだった。
そして、無くした家の鍵はなぜか子供が持っていたらしい。
なんでも、鍵をかけずに行こうとしたら、子供が泣き出して行けなかったらしい。

妻「あの時、〇〇ちゃんはおじいちゃんと話してたのかな……?」
俺は鼻水垂らして泣いた。


<感想>

孫と話してから安らかに旅立ったんでしょうね。









昔、海外に留学に行ってた頃の話。

国名を言ったら身元がばれそうだから伏せておくけど、ヨーロッパの小国とだけいっておく。
一年間の留学中、大学近くの寮に住んでたんだ。
その大学ってのがすっげえ田舎にあるボロボロの校舎なのよ。
なんかヨーロッパって街並み守るために建築の法律が厳しいらしくてな。
大学も歴史的建造物みたいなのに指定されてて、下手にリフォームしたり取り壊したりができないんだ。
だから壁ボロボロだし床が板張りだし、しかも冷暖房もついてない。日本だったら地震で一瞬で崩れるんじゃないかって思った。


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「お久しぶりです!」
唐突に掛けられた声に振り向いたが、後ろに立っていたのは全く知らない男性だった。
……ああ、自分が呼び止められたわけじゃなかったのか。勘違いして恥ずかしいな。
そう思って足早にその場を立ち去ろうとすると、
「ちょ、ちょっと!××さん!」
……慌てた声で、呼ばれた名前は自分の名前だった。
えぇ?確かに自分は人の顔覚えるのは苦手だけど……
訝しげな自分に、その男性も首を傾げ、
「もしかして、オレのこと忘れてます?○○って言うんですけど……」
聞き覚えの無い名前。顔を覚えるのは苦手でも、一度聞いた名前はそうそう忘れないハズなんだけどなあ。
「えっ、えっ、だって3ヶ月前に会ったじゃないですか。
 仕事の席で……△△って場所で……オレは上司の□□さんと一緒で、そちらは◇◇さんと一緒だったでしょ」
◇◇は確かに自分の上司だけど、そもそも一緒に仕事したことは無かったような……?
でもやけにリアルな説明だった。
時間は何時で、天気はこんな感じだったとまで言い募る様子は、嘘に見えない。
記憶になくても容易に想像がつく説明に、次第に自分でも「そんなことがあったのかな」と言う気になってくる。
でも、どうしても思い出せない。
「うーん……すみません……」
知ったかぶって話を合わせようかとも思ったが、結局頭を下げた自分に、男性はうなだれながら去っていった。

その男性と再会したのは3ヶ月後。
仕事の件で、向こうは□□さんという上司と一緒で、自分は上司の◇◇と一緒で、△△という場所での話だった。


<感想>

時空を超えた…のかな?

たとえ過去に本当に会っていたとしても、
妙になれなれしすぎるのが気になります。








こないだ親父が物置の整理をしててね。
一日中あさくってたかと思ったら、夕方居間にガラクタの山を積み上げて昔を懐かしんでいた。
古着やら、レコードやら陶人形やら。。。
ふと一枚の写真が目についた。
そこにはソファに座った若かりし頃の親父と若い白人女性が写っていた。
親父は痩せていて、当時の流行りなのか中途半端に長い髪がおかしい。
女の方はやや顎が弛んでいるがまあ美人の範疇だ。
写真について聞くと、大学3年の夏にヨーロッパを放浪した時のものだと話してくれた。
「この子については未だによくわからないことがあるんだよ」
親父は意味ありげに言った。俺はまさか一夜のチョメチョメ話じゃなかろうかと警戒して部屋へ戻りかけた。
「気味が悪い話でな」
「なになに。怖い話?」
「ああ……」
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