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ネットの怖い話・都市伝説まとめ局

怖い話と都市伝説を感想付きでまとめています
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友人の話。

家族で実家の里山を散策していた時のこと。
買ったばかりのデジカメで、子供のスナップを取り捲っていた。

ひとしきり歩いて、そろそろ帰ろうかという頃合。
なぜかポケットの中でカチャカチャという音がする。
カメラを引っ張り出したところ、一緒に電池がこぼれ落ちた。
蓋が外れたかと思ったが、見ればしっかりと閉まっている。
電池を入れ直そうと蓋を開けると、中には不似合いな物が納められていた。

ちょうど電池の太さくらいの、団栗が六個。

いつの間に入れ替わったのか、まったく気がつかなかったそうだ。


<感想>

お茶目ないたずらだ。










友人の話。

顔見知りの家族と一緒に、キャンプに出かけた時のこと。
夕食を食べ始めると、娘が藪をじっと見ているのに気がついた。
「どうしたの?」と尋ねると、神妙な顔をして娘が答える。
「いただきますだって」

大して深く考えずに「そうだね挨拶しなくちゃね」と、娘の頭を撫でてやった。
娘は「ふうん」と答え、黙々と御飯を食べだした。
食事を食べ終えると、藪に向かって「ごちそうさま」と手を合わせる。

すると、彼女の耳にも確かに聞こえた。
藪の中から「ごちそうさま」と返す、小さなかすれた声が。

その時初めて、先ほどの娘の発言が、本当に理解できた。
慌てて亭主陣を呼び集め、藪の中を調べてみる。
半分土に埋もれた、古びたアルミ食器がそこに見つかったという。
他に怪しい物は、何も見つからなかったそうだ。


<感想>

かつて大切にされていたときのことを思い出し、
つい呟いてしまったのかな?










知り合いの話。

彼は猟を趣味にしており、血統の良い猟犬を飼っている。
ただ、この猟犬がかなりのうっかり者で困っているのだそうだ。

鴨撃ちをしようと、近場の山へ出かけた時のこと。
彼が見事に鴨を撃ち落とすと、間髪を入れず愛犬が獲物を拾いに走り出す。
しばらくして無事帰ってきた犬は、咥えた物を彼の前で落とした。
どこで何をどう間違えたのか、それは鴨ではなかった。
強いて言えば、子供の上腕部に似ていた。
緑色で、水掻きみたいな膜がついていたが。
何かで斬り落としたかのように、断面はきれいだった。

それを見た彼は、後も見ずに車まで走って逃げた。
犬が嬉しそうに尻尾を振りながら、彼の後をついてくる。
その得意げな顔を見て、思わず悪態をついた。

 今怒っても、何で怒られているかわからないだろうなぁ。

聞くと、十回に一度は、獲物の代わりに変な物を拾ってくるらしい。
その拾い物のせいで、大変な目にあったこともあるという。
しかし、彼は愛想を尽かすこともなく、今もその犬を連れて猟に出かけている。


<感想>

お宝だったら嬉しいけど、
落とし物をそのまま頂いたら犯罪になりますからね(汗)。









後輩の話。

ツーリングで森林公園に泊まった時のこと。
街灯傍の芝生の上に一人用のテントを張ったのだそうだ。

いざ寝ようとして気がついた。
街灯に照らされて、テントの壁に影ができていた。
横向きで座っている女性の影だ。線が細く、髪が長い。
驚いて確認したが、テントの外には誰もいない。
中から見ると、相変わらず身動きしない人影が映っている。
おっかなびっくり話しかけてみたが、反応はなかった。
どうしようと悩んでいるうち、いつの間にか眠り込んでしまったらしい。

明け方近くに目を覚ますと、影は既に消えていた。
外には何の痕跡も残っていなかったという。


<感想>

実は中にいた霊の影だったりして…。










知り合いの話。

彼は数年前に脱サラし、山村に移り住んで稲作農にいそしんでいる。
その最初の年のことだ。
そろそろ苗代の準備をしようかという時期だった。
朝、彼が自分の田圃に行くと、田の中に奇妙な物を見つけたという。
足跡だった。
しかし、おかしなことに、その足跡は真っ直ぐ一列に連なっていたのだ。
まるで、一本足の何かが土の上を駆け抜けて行ったかのように。
奇妙な足跡は山の中から彼の田圃へ飛び入り、そのまま横切って、再び山の中へと消えて去っていた。

しげしげと足跡を眺めていると、近所の小父さんが通りがかった。
足跡に気がついて、彼の肩を叩く。
「神様が通った田は豊作になるというが、新参者の所を通るとはね。
 お前さん方は気にかけて貰っているよ。良かったじゃないか」
どう反応していいか分からず、はぁそうなんですか、と彼は返した。
小父さんの予言通り、一年目にして彼の田圃は豊作であった。

「会社での人間関係が嫌になってここに来たんだけどね。
 付かず離れず見守ってくれている存在がいるっていうのも、存外悪くない。
 子供のアレルギーも治ったしね」
そう言う彼は、急速に村に馴染んでいる。


<感想>

優しい神様で良かった。