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ネットの怖い話・都市伝説まとめ局

怖い話と都市伝説を感想付きでまとめています
2019/02 | 12345678910111213141516171819202122232425262728
俺の旧来からの趣味に『釣り』がある。
とは言っても、某巨大掲示板でそのスレッドを度々賑やかす方の意味での『釣り』では無い。
こっちは正真正銘のサーフフィッシング、いわゆる『投げ釣り』というヤツだ。
紺碧の大海原に向かい力の限りロッドを振り下ろす爽快感たるや、これがなかなか癖になったり…。

その日も俺は、夜も明けきらぬうちから穴場のポイントへ向かうべく、
スクラップ扱いのトヨタスプリンターのハンドルを握っていた。
ここだけの話結構飛ばし、さほどの時間も要さずに現地に着くとトランクを開け、さっそく軽く舌打ちをする。
「ありゃ。折りたたみ椅子を持って来るのを忘れちまったか」
基本的に立った姿勢でのアプローチが多い投げ釣りであるが、
長時間夏の日差しを浴びながらのそれは結構きついものがある。
べったりと岸辺に腰を下ろすにしても、砂と湿り気とでいたずらにズボンの尻を汚すだけだ。
手頃な敷物を探すべく周囲を見渡した俺は、砂の中に半分ほど埋まっている古ぼけた板に目を留めた。
大きさは縦横70㎝程、通常のベニヤ板よりもひと周り小さなそれは、
多少たわみも認められたものの、座る分には問題ない。
さっそく掘り出して腰を下ろし、仕掛けを作り終えた俺は第一投を試みた。
弓状にしなるロッドの風切り音と共に勢いよく射出されたジェット天秤はゆるやかな放物線を描いた後、
海上彼方のポイントに小さなしぶきを上げて着水する。
それを認めて再び板にどっかと座り込む俺。
クリック音を響かせながらリールに巻かれたラインが幾重にもシャフトを覆い、
殆どそれが巻き取られた頃には仕掛けの先には4匹ほどのいい型をしたシロギスが、
銀色の鱗光を伴いながら波打ち際に跳ねていた。
「うん、幸先がいいぞ」
針から外した獲物をシメて無造作にクーラーボックスへ放り込み、餌であるアオイソメを針先に通していたその時である。
「座っちゃ駄目だよお…」
[浜辺の寓話]の続きを読む
長文書き馴れてなくて申し訳ないが、実体験をひとつ。
俺は芸術系の大学に通ってるんだが、そこで体験した話。

夏の初めくらいの時期だったかな?
舞台学科の友人と夕飯に行く約束をしていたんだが、
友人がまだ授業があるとかで、俺は一人自分の学科棟で暇をつぶしてたんだ。
六時過ぎたころ、校内放送が流れた。
「本日六時半より、C棟二階・studio-cにて舞台学科によります演劇が行われます。入場無料です」
結構雑音混じりの放送だったのでちゃんと聞き取れなかったが、おおよそそういった内容だった。

[舞台学科による演劇]の続きを読む
大学生の頃、電柱になる夢を見た。
見える景色は、地元の見覚えのあるが少し違った場所だった。
私はただそこに佇み犬の散歩をする人、腰の曲がったお婆ちゃん、ただの通行人を眺めて一日が終わり、
また次の日も同じように一日が過ぎていくだけ。
現実の睡眠時間は7時間程度だったが、その夢の中では一生とも呼べる程長く退屈な時間だった。
その夢の終わりは、工事で電柱の場所が変わって私は居なくなった、という結末でようやく私は解放された。


目が覚め、いつもの様に学校へ行き、帰りに夢に出て来た場所へ行ってみると、夢で私だった電柱はなく、
幅1m高さ2mくらいの鳥居らしき物と、密接した一人二人くらいしか参拝していなさそうな1畳くらいの社があった。
中には木の机とお供え物の大福、
住宅街には違和感のある菱形の白い紙が連なっているのが巻かれた黒く焦げた大木があった。
ふと思い出した。以前ここへ来た事がある。何度も来た事がある。大木を見ていると記憶が蘇ってきた。

小学校低学年の頃、毎日のようにその小さな社へ通い、机の引き出しにあった小銭をくすねてた事、
そして・・・・何故そこへ行かなくなったのかも思い出した。
小学校の帰り道に落ちていたライターを手にし、木に巻かれている菱形の紙を燃やしたからだった。
紙に火が点くと勢い良く燃え、幼かった私は怖くなり逃げてしまった。
その後、そこへは足を運ばなかったからどうなったかも知らずにいたけど、木も燃えてしまっていたんだ・・・。


<感想>

神様はその夢を見せるだけで許してくれたんでしょうか?

電柱が何を暗示しているのか考えると怖い…。